【臨床工学技士】臨床工学課(MEセンター)のマネジメントについて考えてみた

おはようございます。
この記事を書いてる、ジャックです。

 

今回は、臨床工学課(MEセンター)のマネジメントについて(現段階の)個人的な考えをまとめてみました。

 

注意
マネジメントについて書いていますが、僕はマネジメントの専門家ではありません。
付け焼き刃程度の知識しかありません。
その辺りを考慮した上で読んでいただけると幸いです。

 

組織運営で大切なこと

組織運営で大切なことは「マネジメント」です。

マネジメントとは、アメリカの経営学者 ピーターF.ドラッカーが生み出した概念と言われています。
組織の目標を決め、その目標を達成するために組織の経営資源を活用したり、リスク管理などを実施することを言います。

 

病院という組織、臨床工学課(MEセンター)という組織、これらの組織運営にも当然マネジメントは重要です。

 

なぜ、臨床工学課でもマネジメントが必要なのか?

臨床工学課(MEセンター)も、組織です。
組織を運営していく上で大切なことは「マネジメント」と言いました。

 

マネジメントの1つに、「目標」を決めることがあります。
自分が今働いている組織を振り返ってみてください。所属している組織の「目標」が何なのか答えられますか?

 

僕は答えられません。
「目標」が分からない組織とは、どのような状況にあるのか?

 

例えるなら、目的地が分からないまま航海に出る船と同じと言えます。
達成すべき目標(目的地)が分からない組織は、いずれ遭難し沈没してしまうでしょう。

 

目標を決める

病院理念・行動規範など基本的な医療機関の決め事も当然重要ですが、今回はもっと小さく狭い範囲(臨床工学課という単一組織)のお話です。

 

臨床工学課(MEセンター)が長期的な組織運営を考えたときに、達成すべき目標が何なのかを決める必要があります。

 

たとえば、今後2年以内に新病棟の建設が予定されているとします。新病棟では集中治療室(ICU)などの高機能病棟を充実させる予定です。
臨床工学課(MEセンター)は「特定集中治療管理料」の施設基準を満たすため、専任の臨床工学技士を院内に24時間体制で常駐することを求められるかもしれません。

 

この課題を達成することが、臨床工学課(MEセンター)としての1つの「目標」と出来ます。

 

「目標」を決めることで、目標を達成するために何をすればいいのか、いつまでに達成すればいいのか、誰がするのか、他部署とはどのような連携を取ればいいのか、などやるべき事が見えてきます。

 

逆にこの「目標」を決めないで漠然と日々の業務を熟しているだけだと、大きな課題に直面したときに組織の運営は暗礁に乗り上げてしまうことでしょう。

 

目標は大々的に掲げる

「目標」は決めただけでは、意味がありません。
「目標」はスタッフ全員に分かるよう大々的に掲げましょう。
所属長ひとりが「目標」を把握していても意味がありません。

 

先程、「目標」を航海に例えましたが、ここでも同様に考えてみましょう。
目的地を船長だけが知っていれば、無事に目的地に到着できるでしょうか?
おそらく、無理でしょう。

 

船は航海士、機関士、船員など多くのクルーによって支えれているからです。
多くのクルーが目的地へ到着するという「目標」を理解し、自分の役割を全うするから安全に航海が行われ、無事に目的地に到着することができるのです。

 

これと同じように、臨床工学課(MEセンター)も「目標」を掲げることで、スタッフ一人一人に「目標」を理解してもらう必要があります。

 

チームマネージャーを設ける

目標を大々的に掲げても、その内容を忘れてしまっては意味がありません。
組織の掲げた目標を達成するために、「チームネージャー」を設ける必要があります。

 

マネージャーとは、マネジメントを実際に行う人のことです。
チームマネージャーはスタッフとコミュニケーションを取り、目標に対してどの程度達成できているのか、何が不足しているのか、人材育成の状況などを把握、管理します。
また、スタッフが働きやすい環境を考える、整備することもチームマネージャーに求められます。

 

チームマネージャーは誰がやる?

マネージャーという役割・役職がある、という医療機関・部門は少ないのではないでしょうか?
僕が働いている総合病院にもマネージャーという役割を与えられている人はいません。
では、一体だれがマネジメントを行っているのでしょうか?

 

多くの場合、臨床工学課(MEセンター)の課長や係長など役職者がマネジメントを行っていると思われます。
これが看護師の場合は、師長、副師長、主任に変わります。

 

しかし、役職者には本来役職者としての業務があります。
マネジメントは役職者以外のスタッフがやるべきだと僕は考えます。

 

チームマネージャーに求められる資質

チームマネージャーは役職者でなくていい。では誰がやるべきなのか?
僕は以下の資質を兼ね備えていることが重要だと考えます。

 

  1. 物事を俯瞰的に見れること
  2. コミュニケーション能力に優れていること
  3. 管理能力があること

 

1.物事を俯瞰的に見れること

長期的な組織運営を考えたとき、広い視野で客観的に見れる必要があります。
これが出来ない人だと、目の前の出来事・事象にとらわれてしまい「目標」を見失いかねません。

常に冷静であり、「目標」と「現在の状況」を比べて、何がどこまで達成できていて、何が出来ていないのか、誰に何をお願いするのか、など広い視野と状況判断能力が求められます。

 

2.コミュニケーション能力に優れていること

課長や係長など役職者に対して物怖じせず、しっかりと状況報告ができる必要があります。
また、スタッフの業務習得状況を聞いて、適切な指導・アドバイスを行うこと。
ときには、不平・不満を聞き出し、その原因を解決することで働きやすい労働環境が作れないかを考えることも重要です。

 

これらを行うには、優れたコミュニケーション能力が求められます。

 

3.管理能力があること

スタッフの仕事の成果を正しく評価し、その内容を役職者に報告することもマネージャーには求められます。
スタッフを好き・嫌いで評価してはいけません。誰が、どの業務、どのようにして達成したのか、その結果どのようになったのか、これらのことを把握・管理することがマネージャーには求められます。

 

組織運営のためのマネジメントの一例

目標達成を円滑に行える組織にするには、どのような体制を作ればいいのでしょうか?
図を用いて、一例を紹介したいと思います。

 

チームリーダーは役職者である必要はないと説明したのを覚えていますか?
スタッフと横ならびの位置にチームリーダーを配置しました。

チームリーダーは役職者に対して組織運営、方針について定期まに報告・確認を行います。
各スタッフとは業務の進捗状況確認・把握、教育的指導、悩みや不平・不満についての相談や解決を行います。

 

各セクター(透析室の看護科、臨床工学課など)ごとにチームリーダーを設けることで、「目標」達成に向けての調整がより円滑に行わます。

ジャック
医療従事者は誰しもマネージャーになりたくて、その仕事に就いたわけではないと思います。患者や医療と直接向き合いたいと考えている筈です。プレーヤー兼マネージャーを両立することが医療現場におけるマネージャーの大変なところなのかもしれません。

まとめ

臨床工学課においても組織運営には「マネジメント」を実践する必要があります。
そのためには「マネージャー」を設けることが必要不可欠です。
組織の「目標」を設定し、スタッフがその「目標」を理解することも大切です。

 

これらの仕組み・体制ができたとき、組織の力(組織力)が大きく高まります。

 

さいごに

今回は、臨床工学課(MEセンター)のマネジメントについて(現段階の)個人的な考えをまとめてみました。

 

ちなみにこの内容は、実際に上司に相談しました。
僕の所属する臨床工学課が今後どのように変革していくのか、とても興味が湧くところです。



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ジャック

とある病院ではたらく、とある臨床工学技士。 「臨床工学技士の認知度向上」と 「むずかしい医療機器を、分かり易く&簡単に」を このブログを通して1人でも多くの人に伝えていきたいと思います。