【AED】こんなとき、どうするの? Q&A形式でお答えします(自動体外式除細動器))

おはようございます。
この記事を書いている、ジャックです。

 

今回は、AEDをいざ使う! でも、こんなときはどうすればいいの?といった疑問に対してQ&A形式でお答えしようと思います。

 

こんなとき、どうすればいいの?

Q1.AEDはどんな人に使うの?

A1.声をかけても、肩を軽く叩いても反応しない、呼吸をしていない人に使用してください。

 

Q2.間違って必要ない人に電気ショックを打ったりしない?

A2.AEDが心電図の解析を行い電気ショックが必要なのか、不要なのかを判断します。
必要がないと判断された場合、電気ショックは実行されません。

 

Q3.傷病者の身体が濡れている、または濡れた場所でも使用できる?

A3.傷病者の身体が濡れている場合は、タオルなどで拭き取ります。
身体の表面の水分に電気ショックのエネルギーが流れてしまい、十分な効果が得られない恐れがあります。

また、お風呂やプールなどに傷病者が使っている場合は、身体を引き上げる必要があります。
それから、身体の水分を拭き取りAEDの電極パッドを貼ります。

 

Q4.ペースメーカが植え込まれている人にも使用できる?

A4.ペースメーカの多くは胸のあたりに植え込まれています。ペースメーカの植え込み部分だけ皮膚がでっぱっているが特徴です。

ペースメーカが植え込まれている場合でも、AEDは使用してください。
AEDによる電気ショックによって、ペースメーカが故障する可能性は否定できませんが、電気ショックを実施しないことによって、命を失ってしまっては元も子もありません。

 

電極パッドを貼る際は、ペースメーカが植え込まれている部分(皮膚がでっぱっているところ)を避けて貼ります。

 

AEDによる電気ショックを実施した場合は、搬送先の医療機関でペースメーカに異常がないか専用の装置を用いて点検を行います。

 

Q5.胸毛が濃くて、電極パッドが浮いてしまいます。

A5.胸毛が濃いため、電極パッドが皮膚に密着しない場合、電気ショックのエネルギーが心臓に伝わらない可能性があります。

 

電極パッドを貼る前に、胸毛を剃るのが望ましいです。
AEDセットにカミソリが付属されている場合があります。セット内容を確認してください。

 

Q6.ネックレスなどの金属製品を身に着けている場合は、取り外したほうがいい?

A6.金属製品(ネックレスなど)を身に着けている場合は、なるべく取り外しましょう。
電極パッドに金属製品が触れた状態で電気ショックを実施すると、火花が散る恐れがあります。
また電気ショックのエネルギーも分散してしまい、十分な効果を期待できません。

 

Q7.傷病者が女性の場合、注意することはある?

A7.AEDの電極パッドを貼る際に衣服をはだける必要があります。公衆の面前で胸をはだけたくない女性は多いと思います。
大きな声を出して、多くの応援を呼びかけましょう。声に気づいた女性が救命処置に加わってくれるかもしれません。

 

また多くの人が集まることで人の壁をつくることができます。壁をつくることで周囲から見えないようにすることが可能です。
電極パッドを貼った後は、なるべく皮膚の露出を隠すため上着やタオルをかけるのも良いでしょう。

 

しかし、1番重要なことは傷病者の命を守ることです。
女性へ配慮することは大切ですが、それが原因で救命処置が遅れては元も子もありません。
現場の状況を判断し、可能な範囲で配慮を行いましょう。

 

Q8.AEDを使用したものの結果的に亡くなったってしまった場合、罪に問われる?

A8.救援の現場で一般の方がAEDを使用する際に資格は必要ありません。
AEDを使用したものの結果的に亡くなってしまった場合でも、民法「緊急事務管理」に係る規定によって悪意や重過失のない救助者が責任に問われることはありません。

 

注意 ーもし、あなたが医療従事者ならー
もしあなたが医療従事者(医者や看護師、など)なら覚えておいて欲しいことがあります。
AEDが必要と判断される状況下で、AEDを使用せずに傷病者が亡くなってしまった場合、責任を問われる恐れがあります。

監督責任、を問われるそうです。(すいません。僕も法の専門家ではないので詳しくありません)
実際に病院内でAEDの使用が遅れたことを訴えた事例が国内でもあります。
医療従事者が救護に当たる際は、AEDのことを忘れないようにしましょう。

 

さいごに

今回は、AEDをいざ使う! でも、こんなときはどうすればいいの?といった疑問に対してQ&A形式でお答えさせていただきました。

 

ジャック
注意の項目でも書いた、医療従事者の監督責任問題は実は僕も知りませんでした。
過去には裁判になった事例もあります。
医療従事者の方はAEDの使用方法・心肺蘇生法をどんな状況でも実践できる、心の準備と技術を習得しておく必要があると言えそうです。



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ABOUTこの記事をかいた人

ジャック

とある病院ではたらく、とある臨床工学技士。 「臨床工学技士の認知度向上」と 「むずかしい医療機器を、分かり易く&簡単に」を このブログを通して1人でも多くの人に伝えていきたいと思います。