[心カテ]介助業務に入るまえに読んでおきたい、おすすめの一冊

おはようございます。
この記事を書いている、臨床工学技士のジャックです。

今回は「心臓カテーテルの助手業務に入る前に読んでおきたい、おすすめの一冊」をテーマに、おすすめの書籍の紹介と介助業務についての考えをお話しします。

「循環器Drから心カテの介助に入るように言われた。なにやればいいのか分からん!」や「カテ中、Drって手元で何をしているの?」といった疑問について答えてみました。
気になる方は是非、ご一読ください。

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【心カテ】心カテスタッフが心臓カテーテル検査・治療中に意識すべきこと

2018年12月30日

 

僕がおすすめする一冊

僕がおすすめする一冊は、こちら。


この本は、南都伸介先生が編集されました。
南都先生は現在、西宮市立中央病院の病院事業管理者兼循環器内科顧問をされています。

この本をおすすめする理由は

  1. 画像やイラストが多くて理解しやすい
  2. カテーテル治療の専門用語について詳しく、分かりやすく書かれている
  3. トラブルシューティングについても書かれている
  4. 巻末の用語解説集が困ったときに役立つ

 

今発売されているものは、第3版となっており今日の治療に則した内容になっていると思われます。

補足
僕が購入したものは初版だったため、第3版とは内容が少し異なります。
カテーテル治療は日進月歩。新しい手技や新しい医療器具が登場し、臨床現場において使用されています。
同書は今日の治療に則した内容に改め、第3版として出版されているものと思われます。

 

そもそも、コメディカルが心カテの介助するのってどうなの?

臨床工学技士や診療放射線技師といったコメディカルが、心臓カテーテル検査・治療における医師の介助業務を行う医療機関もあります。
僕が勤務している医療機関もそのひとつです。

コメディカルが心カテの介助業務を行うことについて、自分なりの考えをまとめてみました。

 

資格としてありなのか、なしなのか

おそらくですが、コメディカルが介助を行ってはいけない、という規則はないはずです。

臨床工学技士基本業務指針 2010
心・血管カテーテル業務指針
にも、医師の介助についての明記はありません。

介助という文字はありませんが、このような一文があります。

⑷ 清潔操作
清潔野での操作が含まれる治療については治療方針を理解し,清潔操作の知識,技術を十分
に習得しておかなければならない

また、やってはいけないことも書かれています。例えば…

4.身体に直接穿刺して行う血管からの採血および血管内への輸血等を,臨床工学技士は行ってはならない

書かれていませんが、当然、撮影装置から放射線(X線)を出してはいけません。
(放射線を出すペダルを踏んではいけません)

医師の介助を行うことが資格として、有りなのか、無しなのかを断言することはできませんが…
医師の介助業務を行っている施設は、絶対にやってはいけないラインを越さない範囲で業務を行っていると思われます。

 

コメディカルが介助業務に入る背景

コメディカルが医師の介助業務に入る理由は
医師不足
という理由があげられます。

大学病院やその系列病院の場合、医師が大勢いるためコメディカルが介助を行う必要がありません。
しかし、地方の中核病院では心臓カテーテル治療が行える医師の数が限られています。
コメディカルが介助業務に入るのは、医師からの要望のことが多いのです。
(僕が勤務している医療機関も医師からの要望で、介助業務がスタートしました)

こういった地方の医師不足、医療体制といった問題を解決できないと、コメディカルの介助業務の問題の解決や医師の負担の軽減には繋がらいと考えております。

 

介助に入ると術者の視点が見えてくる

介助業務を行うことで、見えなかったこと見えるようになります。
それは、術者の視点です。

コメディカルが実際にカテーテル操作をするわけではないので、術者の視点といってしまうの、大げさな表現ではありますが。
ですが、「臨床工学技士だから機械のことだけやればいい」といった考えは通用しなくなります。

「今、術者が○○をしているから、次はこのデバイスを使用するかもしれない。」
「もし、このデバイスが通過しなかったらあのデバイスを使うかもしれない。」
「スローフローが起きたらあの薬剤を使うかもしれない。」

これらのことは、介助に入らなくてもカテ室のスタッフならば考えなければいけないことです。
一方でこういったことを考えられないスタッフがいることも事実です。

介助業務は医師の隣に立ちます。
否応なく術者が何を考えているのかを考え、ときには先読みする必要さえあるのです。
介助業務を行うことは、そのままスキルアップに繋がります。

 

臨床工学技士が生き残るために何が出来るのかを考える

 

臨床工学技士は医療資格の中でも、比較的新しいものになります。
国家資格保有者数も他の医療系資格と比べると少ないです。

臨床工学技士がこの先、生き残るためには何が出来るのかを考える必要があるのです。

この仕事は医師の仕事。この仕事は看護師の仕事。そうやってボーダーを引くことは結果的に自分たちの首を仕事を減らすことに繋がります。
今出来ることは何のか、これから求められる分野は何のか、組織として出来ることなのか、個人として出来ることなのか。そういったことを本当は、ひとりひとり考える必要があるのです。

こうしてブログで臨床工学技士について綴るのだって、ひとつの活動だと思います。

医師から心臓カテーテルの介助業務を頼まれたなら、「それ僕たちの仕事じゃありません」と突っぱねるのではなく、「挑戦してみる」必要もあるのではないでしょうか。
(勿論、院長先生をはじめ病院経営者や医療安全部の理解と協力を得る必要があります。)

 

さいごに

今回は「心臓カテーテルの助手業務に入る前に読んでおきたい、おすすめの一冊」をテーマに、おすすめの一冊と心臓カテーテルの介助業務についてに書かせていただきました。

介助業務については人それぞれ、色んな考えがあると思います。
「あなたの考え方を間違っている!」そう思う人もいるでしょう。そういった考えを否定するつもりはありません。大事なのは自分の考えを表現すること、臨床工学技士が生き残るうえで大切なことは何かを考えることだからです。

今後も、勉強する上で参考になった本について紹介していきたいと思います。

 

ジャック
今回も最後もで読んでいただき、ありがとうございました!



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ABOUTこの記事をかいた人

ジャック

とある病院ではたらく、とある臨床工学技士。 「臨床工学技士の認知度向上」と 「むずかしい医療機器を、分かり易く&簡単に」を このブログを通して1人でも多くの人に伝えていきたいと思います。