[臨床工学技士]日本臨床工学技士会に入会する意味ってあるの?

おはようございます。
この記事を書いている、臨床工学技士のジャックです。

今回は「日本臨床工学技士会に入会する意味ってあるの?」をテーマに、公益社団法人 日本臨床工学技士に入会するメリット・デメリット、入会する意義についてお話しします。

「臨床工学技士会に入会する意味が分からない」や「どんな人が入会した方がいいの?」といった疑問について答えてみました。
気になる方は是非、ご一読ください。

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2019年1月5日

 

日本臨床工学技士会に入る意味ってあるの?

臨床工学技士の皆さん、公益社団法人 日本臨床工学技士会に入会されていますか?
実は僕、入会していません。
理由は、入会する意味が分からなかったからです。

これは決して変な意味ではなくて、入会する目的や意味について誰も教えてくれなかったことや、自分自身で調べなかったことが原因です。

結論から言いますと、入会する意味はあります。
スキルアップや賠償責任保険、自分達のライセンスを守るためです。
詳しくは、この先にまとめてあります。ちょっと長いですけど、読んでいただけると嬉しいです。

 

日本臨床工学技士会に入会するメリット・デメリット

メリット

  1. 専門臨床工学技士認定制度の認定を得られる(講習会を受講し、試験に合格すれば)
  2. 団体賠償責任保険に加入できる
  3. 日本臨床工学技士会主催の講習会参加料金が会員価格となる
  4. 会誌・機関新聞「たより」を受け取れる

 

デメリット

  1. お金がかかる(入会金: 5,000円、年会費: 10,000円)
    ※別途、都道府県臨床工学技士会に入会する必要があります。
    (入会金: 3,000円 年会費:5,000円)
  2. 上記メリットを得られない

 

どんな人が日本臨床工学技士会に入会した方がいいのか

日本臨床工学技士会に入会した方がいい人

  1. スキルアップしたい人(専門臨床工学技士認定制度の認定を得たい人)
  2. 業務上の不慮の事故に対する保障が欲しい人
  3. 多くの学会に参加される人(日臨工主催の学会は会員価格になります)
  4. 会誌・機関新聞にて臨床工学技士に関する情報が欲しい人
  5. 臨床工学技士会の活動を支援したい人

 

正直な話、(お金に余裕があれば)全ての臨床工学技士が入会した方が良いと思います。
命に直結する医療機器を取り扱う臨床工学技士という仕事は、患者の命を左右する事故と隣合わせといっても過言ではありません。
技士個人が訴えられるようなケースはまだまだ少ないとは思いますが、リスクに備えるという意味でも保険に入る、ということは充分に検討の余地があります。

 

入会を躊躇してしまう理由

僕の職場には20名以上の臨床工学技士が在籍していますが、日本臨床工学技士会に入会しているのは所属長のみです。
入会を躊躇していしまう理由は

  1. 会費が高い
  2. 日本臨床工学技士会主催の勉強会にそこまで参加しない
  3. 専門臨床工学技士制度に魅力を感じない
  4. 日本臨床工学技士会に入会する意味が分からない

 

1.会費が高い

・公益社団法人 日本臨床工学技士会の年会費: 10,000円
・都道府県臨床工学技士会の年会費: 5,000円

入会する年は、上記料金に加えそれぞれの学会に入会金を支払う必要があります。
毎年15,000円を支払い続けるには、それなりに納得するだけの理由が必要だと思います。

ちなみに、その他の医療専門職の学会費も参考までに載せてみました。

・公益社団法人 日本看護協会の年会費: 5,000円
・公益社団法人 日本診療放射線技士会の年会費: 15,000円
・一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会の年会費: 10,000円
・公益社団法人 日本理学療法士協会の年会費: 1,1000円

日本看護協会だけが5,000円と安いですが、その他の学会費は10,000円前後のところが多いです。
決して日本臨床工学技士会の年会費だけが高い、というわけではありません。

 

ジャック
それでも、給料がほぼ上がらない医療業界において、毎年15,000円を支払いつづけるのは中々辛いものがあります。

 

2.日本臨床工学技士会主催の勉強会にそこまで参加しない

日本臨床工学技士会主催の勉強会に参加される場合、技士会の会員だと会員価格となります。
非会員と比べて割安で参加できるため、多くの学会に参加する場合はそれだけお得になります。

ただし、参加したい学会が必ずしも日本臨床工学技士会が主催していない場合もあり、会員価格の恩恵は人其々といえるでしょう。

 

3.専門臨床工学技士制度に魅力を感じない

日本臨床工学技士会の認定資格は

  • 血液浄化専門臨床工学技士
  • 不整脈治療専門臨床工学技士
  • 呼吸治療専門臨床工学技士
  • 高気圧酸素治療専門臨床工学技士
  • 手術関連専門臨床工学技士
  • 内視鏡関連専門臨床工学技士
  • 心・血管カテーテル関連専門臨床工学技士

 

計7つの専門臨床工学技士資格があるわけですが….
この試験の合格率がとても低い。どの試験の合格率も数%〜10数パーセント程度です。

その上、認定を受けるまでのハードルも高い。
認定要件を一部抜粋します。

1.認定要件
1)当該領域の検定試験に合格していること。(但し検定試験合格から5年以内で
あること)
2)認定申請前年度から遡り連続して5年間、本会正会員であり会費を完納してい
ること。(受験時に会員であること。申請時においても会員であること。)
3)臨床工学技士として認定申請領域の実務経験が5年以上あり、現在も従事し
ていること。

※認定要件より一部抜粋

技士会の会員を5年間続けて、認定申請領域の実務経験が5年以上です。

30代半ばの僕が、これから技士会に入会しても認定を受けるのには早くても5年後(40歳前後)です。
5年後に申請領域の仕事をしているかどうかも分かりません。
専門臨床工学技士制度に魅力を感じないのは、ここにあります。

 

4.日本臨床工学技士会に入会する意味が分からない

そもそも日本臨床工学技士会に入会する意味が分からない人も多いと思います。

「上司から入会しろ、と言われたから入会した」
「周りに入会している人もいないし、保険のことも知らない」

そういった人もいるはずです。(僕もその1人です)
上司や先輩も、後輩や新人に対して日本臨床工学技士会に入会するメリットや意義について、正しく説明できないのではないかと思われます。

 

日本臨床工学技士会の役割と入会する意義

日本臨床工学技士会に入会するメリットとデメリットについて説明させていただきましたが、そもそも日本臨床工学技士会の役割をご存知ですか?

日本臨床工学技士会の事業内容は、以下の通りです。

事業

  • 全国の臨床工学技士を対象にした学術技能の研鑽及び資質の向上を目的とした事業
  • 臨床工学領域における安全対策事業
  • 臨床工学の普及啓発に関する事業
  • 学術技能の研鑽及び資質の向上に関する事業
  • 相互福祉に関する事業
  • 図書、印刷物の刊行に関する事業

公益社団法人 日本臨床工学技士会のサイトより引用

つまり、臨床工学技士全体のスキルの底上げや認知度向上など、技士個人ではできないことを組織として行っています。

 

臨床工学技士という仕事を10年先、20年先の未来に残すためには、診療報酬の獲得が必須です。
※このあたりの話はややっこしいので、後日、別記事にします。

臨床工学技士全体のスキルの底上げと必要性をまとめる=日本臨床工学技士会の役割、であり、技士会の会員数が多いことがそのまま国に訴えかける力となります。

個人のメリット・デメリットも大切ですが、大きな視点に立って考えると日本臨床工学技士会に入会することは、自分たちの仕事(ライセンス)を守ることに繋がります。

 

さいごに

今回は「日本臨床工学技士会に入会する意味ってあるの?」をテーマに、公益社団法人 日本臨床工学技士に入会するメリット・デメリットとその意義について書かせていただきました。

技士会にも入会していない奴が何を偉そうなことを書いているのか、と言われてしまえばそれまでなのですが….
僕自身が日本臨床工学技士会のことを知らなかったので、調べながら記事にしてみました。

夏の賞与も近々貰えることだし、臨床工学技士の仕事(ライセンス)を守るためにも、日本臨床工学技士会に入会したいと思います。

 

ジャック
今回も最後もで読んでいただき、ありがとうございました!

 



2 件のコメント

  • 技士会の必要性を考えて頂きまして、ありがとうございます。参加費が安くなるなどの直接的メリットより、自分達のライセンスを守る為にある事を知り入会してくださり、それを発信して頂けるなんて、感謝感激でございます(^^)

  • ともにゃんさん
    コメントありがとうございます。技士会の必要性について「丁寧に」「ちゃんと」教えられる人って意外と少ないのだと思います。僕が直接誰かに説明しても、それが全て伝わるかも分かりません。こうやって情報を発信して、誰かの目に止まり、考えるきっかけになれば良いな、と思います。

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    ジャック

    とある病院ではたらく、とある臨床工学技士。 「臨床工学技士の認知度向上」と 「むずかしい医療機器を、分かり易く&簡単に」を このブログを通して1人でも多くの人に伝えていきたいと思います。