
今回のテーマは「病院見学に行く前に、知っておいて欲しいこと(転職時)」です。
「求人情報が出ていない病院に、見学を申し込んでもいいの?」
「病院見学を申し込む前に気をつけておくことはある?」
そんな疑問を抱えている人に向けて、書いてみました。
前回の記事同様、実際に僕が病院見学に行って感じたことをまとめてみました。
少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
こちらも併せてチェック!
病院見学の申し込みについて
日本臨床工学技士会のサイトや、工学技士人材バンクなどのサイトから臨床工学技士の求人情報を調べることが出来ます。
自分で病院見学を申し込む場合は、求人情報の“お問い合わせ”の欄に連絡先や担当部署が書かれているので、そちらに連絡してみましょう。
工学技士人材バンクなどの転職支援サービスを利用する場合は、担当者が仲介役となり病院側と連絡を取ってくれます。
自分ひとりで転職活動をするのが不安な方、忙しくて転職活動に時間を割けない方は、転職支援サービスを利用してみるのも良いかもしれません。

気になる病院があったら、問い合わせてみよう
電話で病院見学を申し込む場合の大まかな流れを説明します。
- 電話をかける。
- 受付スタッフが電話口に出るので、用件を伝える。
- 採用担当者に電話を繋いでもらう
- 採用担当者に、自分のことを伝える。
- 病院見学の日程を決める。
病院見学の申し込みって、慣れないことだから緊張しますよね。
特に気をつけて欲しいことは、ハキハキと喋ることです。
例えば、用件を伝える際も
「臨床工学技士の○○と申します。求人情報を見て、ご連絡させて頂きました」
「病院見学を申し込みたいのですが、担当者の方に繋いで頂くことは出来ますか?」
と、聞き取りやすい早さとハキハキとした言葉遣いを意識しましょう。
採用担当者から聞かれること
採用担当者は“あなた”がどんな人物かを知りません。
だから、いくつか質問をされます。
その内容は…
- 新卒なのか、既卒なのか
- 既卒の場合、経験年数や業務経験(たとえば、血液浄化とか高気圧酸素療法とか)
- どこに暮らしているのか
- 見学先の病院が遠方の場合、なぜその場所(土地)なのか
などについて、質問をされることが予想できます。
最低限、上記のことについては即答できるようにしておきましょう。

見学したい病院が求人募集をしていない

気になる病院、転職先として考えている病院が、必ずしも求人情報を出しているとは限りません。
そのような場合、病院見学の申し込みを躊躇ってしまう人もいることでしょう。
僕の考えとしては
「求人情報の確認も兼ねて、病院に連絡をしてみよう」です。
求人情報の掲載は、病院の公式サイトだけじゃない
求人情報って、実はアチコチにあります。
日本臨床工学技士会のサイトにある求人情報、都道府県臨床工学技士会のサイトにある求人情報、病院の公式サイト、転職支援サービス会社など
情報が多いから問題も起きます。
- 病院の公式サイトには求人情報が掲載されていないのに、日本臨床工学技士会のサイトには求人情報が掲載されている
- 病院の公式サイトには求人情報が掲載されていないのに、都道府県臨床工学技士会のサイトには求人情報が掲載されている
など
その他にも、病院側がこれから求人情報を出そうと思っていた。という場合もあります。
今ある求人情報だけを鵜呑みにせず、気になる病院があれば問い合わせてみましょう。
仮に、求人を出していなければ、「今は求人出していないんです」と言われるだけです。
「迷惑かな」「悪いかな」と変に気を使わずに、積極期に行動を起こしましょう。
事前準備を怠らない
こちらの記事にも書きましたが、病院見学や転職活動は事前の準備がとても大事です。
なぜなら、事前の準備をすることで気持ちに余裕が生まれるからです。
以下のリストを参考に、見学の準備をしてみましょう。
- 病院の場所
- 病院までの行き方(交通手段)
- 病院の基本情報(理念、基本方針、特徴、業務内容など)
- 新幹線や飛行機などの予約(必要な場合)
- 宿泊の予約(必要な場合)
など
- 服装(スーツ、Yシャツ、ネクタイ、ベルト、革靴(パンプス)、靴下、鞄など)
- 名刺(持っている場合)
- 履歴書(念のため持っていくと良い)
- 職務経験書(念のため持っていくと良い)
- 筆記用具
- メモ帳
など

見学時は、挨拶とコミュニケーションを

病院見学をすることで、その病院の特徴やMEの働き方、周辺環境など多くのことを知ることができます。
それと同時に、“あなた”は病院側から見られていることを忘れてはいけません。
- 見学する病院の基本情報を調べておく(理念、基本方針、特徴など)
- 服装と身だしなみを整える(スーツ、シャツ、靴、鞄、髪型、髭など)
- 自分から積極的に挨拶をする
- 質問は積極的に行う
など

見学後は、お礼の連絡を忘れずに
病院見学を終えたら、その日のうちにお礼状を送りましょう。
お礼状は書面でも、メールでも構いません。
採用担当者や現場スタッフ(臨床工学技士科長など)の貴重な時間を頂戴しているわけですから、たとえ入職を希望しなくても、礼儀として行いましょう。
工学技士人材バンクなどの転職支援サービスを利用している場合は、サービスの一環として自分の代わりにお礼状を送ってくれます。
転職支援サービスを利用してい場合は、お礼状を送るのを忘れないようにしましょう。
さいごに
今回は「病院見学に行く前に、知っておいて欲しいこと(転職時)」をテーマに、病院見学の際に参考にして欲しいことを書いてみました。
転職しよう。そう思ったときには病院見学をすることをお勧めします。
病院見学を通して、その病院で働く自分の姿を想像することできるでしょう。
また、「こんなつもりじゃなかったのに」という理想と現実の乖離を防ぐことにも繋がります。
病院見学をする際、この記事が皆さんの参考になったら、嬉しいです。
