【人工呼吸器】人工呼吸器の新規導入・院内稼働するためにしたこと

おはようございます。
この記事を書いている、臨床工学技士のジャックです。

 

僕が勤めている病院で、この度人工呼吸器を買い足ししました。
買い足した人工呼吸器は、今まで使用していたメーカとは別メーカのものになります。

ユーザインターフェースの全く異なる人工呼吸器を新規導入・院内稼働するにあたり、どんなことを行ったのかをまとめてみました。

 

はじめに

人工呼吸器をはじめとした医療機器を買い足す場合、従来から使用しているものとメーカを揃えたり、使用感が同じようなものを選ぶことが重要です。

 

人工呼吸器への設定の入力、消耗品の取り付け方法、観察項目の表示位置、警報設定などが出来るだけ同じ(似ている)方が使用者(医師や看護師、臨床工学技士など)は、違和感なく、新しい人工呼吸器を使用することができるからです。

 

しかし、今回当院が買い足しした人工呼吸器は、従来から使用しているメーカとは別メーカの人工呼吸器を購入しました。
(今まで採用していたメーカが新機種を作らなくなってしまったため、他メーカのものを今回採用しました)

 

プロジェクトリーダーを決め、チームを組む

従来の人工呼吸器とは全く異なるユーザーインターフェースの人工呼吸器を新規導入・院内稼働させるために、はじめにプロジェクトリーダー(責任者)を決めました。

臨床工学課の技士長がプロジェクトリーダーを任命しました。
職務経験年数6年目のスタッフがプロジェクトリーダーに選ばれました。
職務経験が6年ともなると、一通りのルーチン業務を習得できます。
(病院ごとの職務内容によってその限りではありません。あくまで当院の場合です)

ルーチン業務だけでなく、医療機器の新規導入〜円滑な院内稼働のように新規プロジェクトを任せられる、そんな成長を期待して、技士長はそのスタッフを選んだのだと思います。

 

チームメンバーに役割を与える

プロジェクトリーダーは、新規購入した人工呼吸器を院内で稼働させるために何をするべきなのかを明確にしました、

新規購入した人工呼吸器を院内稼働させるために、やるべきこと

  1. 帳票類の見直し(始業点検簿、終業点検簿、稼働中点検簿、定期点検簿、指示記録簿など)
  2. 消耗品、定期交換部品、各部品の交換時期、各部品の価格の調査・把握
  3. 各部門への周知通達文書の作成
  4. MEスタッフ向けのハンズオンセミナー
  5. 看護師向けの院内勉強会

 

上記の5つの項目に、それぞれ1〜2名の担当者(チームメンバー)を設けました。
チームメンバーは「どうすれば問題なく、人工呼吸器が新規導入・院内稼働にできるか」という役割を与えられることと共に、責任を持たされることになりました。

 

プロジェクト会議、中間報告会議を開く

人工呼吸器を新規導入・院内稼働させるために会議を2回行いました。

1回目の会議では

  • チームリーダーの発表
  • 院内稼働までにやるべきことをまとめた、ロードマップの配布
  • チームメンバーの発表
  • 人工呼吸器の回路構成・運用方法の見直し
  • 既に作成済みの帳票類の確認
  • 次回の会議開催日

などについて話し合いを行いました。

2回目の会議では

各チームメンバーが与えられた役割の進捗状況についての報告を行いました。

 

全看護職員対象の院内勉強会を開催

全看護職員対象の勉強会を2〜3回(必要に応じてさらに増やすことも検討)予定しています。
直近で院内勉強会を開催予定だったのですが、インフルエンザの流行時期であり、上層部より人が大勢集まるような勉強会の開催は控えるようにと言われてしまいました。

これにより、人工呼吸器の新規導入・院内稼働も延期となってしまいました。

院内勉強会では、パワーポイントで作成したスライドショーによる勉強会と、ハンズオン(実際に人工呼吸器を触ってもらう)を予定していました。

 

まとめ

人工呼吸器を新規導入・院内稼働させるために

  1. プロジェクトリーダーを任命
  2. チームメンバーと役割分担の決定
  3. プロジェクト会議と中間報告会議の開催
  4. ME向けのハンズオンセミナー
  5. 全看護職員向けの院内勉強会の開催(予定)

を行いました。

 

当院では人工呼吸器の新規導入・院内稼働時期とインフルエンザの流行期間が重なってしまったため、2019年1月30日現在、新規導入・院内稼働を見合せている状況にあります。

インフルエンザの流行が収束したのち、全看護職員対象の院内勉強会を開催し、人工呼吸器の院内稼働を予定しています。

 

さいごに

今回は、ユーザインターフェースの全く異なる人工呼吸器を新規導入・院内稼働するにあたり、どんなことを行ったのかについて、まとめてみました。

現在、新規購入した人工呼吸器を稼働することが出来ていません。
今後、人工呼吸器を稼働させることが出来たら改めて報告させていただきたいと思います。

 



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ABOUTこの記事をかいた人

ジャック

とある病院ではたらく、とある臨床工学技士。 「臨床工学技士の認知度向上」と 「むずかしい医療機器を、分かり易く&簡単に」を このブログを通して1人でも多くの人に伝えていきたいと思います。